前回の記事に引き続き、"ExPing"の使い方の詳細編です。
過去記事はこちら↓
ExPingで基本的に行う設定や操作方法を説明してきます。
【環境設定】
ExPingの環境を変更する場合、「環境」タブをクリックします。
繰り返し回数:ターゲットに対するPingの試行回数
※1回に設定すると、Pingが1発で完了します。「定期的に実行する」にチェックを入れ、「0分間隔」に設定すれば、「1回」でも繰り返し実行されます。
実行間隔:Pingの実行間隔です。
※ここの間隔が短いと結果のデータ量が膨大になる可能性があります。その為、特に指定がなければ、デフォルトの1000ミリ秒(1秒)でOKだと思います。
ブロックサイズ:Pingのブロックサイズ
タイムアウト:Pingに失敗した場合のタイムアウト時間を設定します。
TTL:パケットの有効期間
繰り返し順序:ソートしない or 端末でソート
繰り返し回数が2以上の場合、ソートしないと連続で同じ宛先にPingするようになる為、端末でソートがいいでしょう。
【ログ設定】
ExPingでは、Ping実行時に自動でログを取得するように設定できます。ログの取り忘れを防止する為にも、設定しておくことをおススメします。
1. 「オプション」 - 「環境設定」をクリックします。
2. [Pingのログを自動保存する]にチェックを入れて、「保存先」を指定します。
※ExPing実行時のログの保存先を指定します。
3. [ログファイル名]で[年月日を付ける]にチェックが入っている状態で、接頭語を適当に決めて、[OK]をクリック。
※拡張子はデフォルトで[log]になっているので、csv形式で保存したい方は、[csv]に変えておきます。
以上でログ設定は完了です。
では、実際にPingを実行すると、以下のようにファイルが保存され、CSV形式で保存されていますね。
【設定を保存する】
Pingの宛先や、環境設定、ログの保存先などを保存する事ができます。誤ってアプリを閉じても、次回起動時に保存した設定を読みこんでくれるので、便利ですね。
設定保存はとても簡単で、画面上部のメニューの赤枠で囲ったアイコンをクリックするだけです。
【各種メニューの説明】
PingやTracerouteを実行したり、実行結果の消去などはアイコンクリックだけでOKです。
■Pingを実行/停止する
Pingを実行する場合は、以下のメニューの赤枠で囲ったアイコンをクリックします。
実行中のPingを停止する場合は、以下のメニューの赤枠で囲ったアイコンをクリックします。
■Tracerouteを実行する
Tracerouteを実行したい場合は、以下のメニューの赤枠で囲ったアイコンをクリックします。
■実行結果を消去する
Pingの実行結果の表示をクリアにしたい場合は、以下のメニューの赤枠で囲ったアイコンをクリックします。
上記までの設定や基本操作で、基本的には業務でそれほど困らない程度の操作ができるようになります。
ExPingはインストール不要ですし、Windowsのコマンドプロンプトの実行結果よりも細かい結果が表示されますので、NWエンジニアの必須ツールとも言えます。
次回は、ExPing使用時の注意点について説明します。
>>NWエンジニアの必須ツール”ExPing”の使い方③使用時の注意点
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